ペナンには色々な人が住んでいますが、ここ数年急激に増えているのが教育移住でマレーシアにやってきた人達です。今日はそんな人達が学校選びの際にキーワードとなるIB(国際バカロレア)について解説したいと思います。
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IB 国際バカロレアって何?
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IBとはInternational Baccalaureateの略。
1968年にスイスのジュネーブで設立された非営利団体。インターナショナルスクール卒業生が国際的に認められる大学入学資格が与えられる教育プログラム。
自主性を育てるということを念頭にした独自のカリキュラムで学び原則言語は英語。しかし、2015年から日本でIB認定校を増やそうという取り組みがはじまり日本にある一条校のIBは歴史、科学、数学などの一部の学部は日本語でも受けられるようになりました。
※一条校とは日本の学校教育法第一条に掲げられている教育施設の種類および通称。一般的な公立、私立の日本の学校のことを一条校と呼びます。日本にあるインターナショナルスクールは一条校ではありません。
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IBの教育方針
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探求する人、知識のある人、考える人、コミュニケーションができる人、信念を持つ人、心を開く人、思いやりのある人、挑戦する人、バランスの取れる人、振り返りができる人。
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PYPプログラムとは
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PYPとはPrimary years programmeの略。
3才から12才までを対象にした教育プログラムで、主に知力、体力、精神力のバランスが取れた人間をめざすことを教育課程としています。
IB(国際バカロレア)の基礎となる教育で日本の幼稚園、小学校にあたる年齢に基礎の学力をつけることが目的でPYPは英語に限らず母国語で受けることができます。
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MYPプログラムとは
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MYPとはmiddle years programmeの略。
11才から16才を対象とした5年間の教育課程。
日本の小学6年生から高校1年生にあたる年に受ける教育で学校によっては4年間で受ける場合もあります。
各教科を学びながら実社会との繋がりを理解することを目的とし大学入学前のDP(ディプロマ)の基礎学習として位置づけられます。
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DPプログラムとは
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DPとはDiploma programmeの略。
16才から19才を対象とした2年間の教育課程。
日本でいうところの高校2、3年生にあたり大学入学前の準備コースになります。
全部で6教科プラス課題論文、知の倫理、課外活動をとらなくてはいけません。日本にあるIBの一条校では2教科を英語で受講し残りの4教科は日本語で受けることができます。
最終学年でDP(ディプロマ)認定の試験を受けます。日本では11月が受験月。
45点満点で24点以上でIB(国際バカロレア)の終了資格と言われる成績証明書がもらえます。不合格になった場合は19才まで再受験ができます。また24点以上のスコアを取ったけどもっと高得点を取りたいという場合も19才まで再試験を受ける事ができます。
このDP認定終了資格の点数によって入学できる大学が選定されます。
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日本の大学入学資格にも認定されるDPディプロマ
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海外(日本)のインターナショナルスクールに通いIBのDP(ディプロマ)の成績証明書があれば日本の高卒認定資格なしで入学できる大学もあります。
日本ではIB(国際バカロレア)DPの修了資格を持つ生徒には日本の高校卒業と同等以上の学力を有していると認められており、大学入試の受験資格が認められています。
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日本にもあるIB認定校
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2017年4月現在日本国内では45校(一条校)がIB認定校として認められています。
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ペナンのIB認定校
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ペナンでIBのDP(ディプロマ)試験が受けれる学校はアップランズのみ。(2018年1月現在)
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大学入学とIBディプロマの関係
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英語を母国語としない日本人がIB DP(ディプロマ)の修了資格を持っていてもすぐに海外の大学に入学できるわけではありません。
IBDPの修了資格を持っていても大学入学前にプレイディクド・グレートと呼ばれる予想スコアを各教科の先生から受け取り進学を希望する大学に送って審査を受けます。それに加え母国語を英語としない(英語Bで修了資格をとっている)場合はSATやTOEFLの試験結果も提出しなくてはいけません。
IB DP(ディプロマ)があればどこの大学でも入学許可がでる訳ではありません。
修了資格の点数によって入学許可がでる大学は限られてきます。例えば〇〇大学はIBスコア42点以上や〇〇大学はIB38点以上など入学基準の点数が決まっているというわけです。ですから皆さん45点満点に近い点数を出そうと勉強をがんばっているんですね。
皆さんの参考になればと書いてます。
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